下痢・軟便体質 | 便秘には、一に養生・二に漢方!

下痢・軟便体質


下痢でもない、腹痛なし、なのになぜか毎日軟便になるという方は結構いるようですね。

こういった軟便体質の原因は

①脂肪分を多く含む食事を取っている
②腸内環境が悪化している
③蠕動運動が活発になりすぎている

といったことが考えられます。

水のような下痢とまではいかないけれど、ヨーグルトのように ドロドロのゆるい便が出たことのある人は多いのではないでしょうか?

便を快適につるんと出すのには、適度な水分が必要ですが、水分が多すぎるのも、トラブルの元です。

例えば、ゆるい状態のウンチでは排便回数が多くなり、ウンチの成分による化学的刺激やお尻を拭く物理的刺激が増えることで、肛門周囲皮膚炎といって、肛門周囲の皮膚のバリア機能が低下してしまい、痒くなってしまうことがあります。

理想の便の形、固さはバナナに例えられますが、それよりも柔らかい軟便や、下痢のような液状ほどではないゆるい便である泥状便は腸内で水分吸収がうまくいっていないために起こります。

 

軟便ってどういう状態???

水分量が多い便のことを言います。通常の普通便の水分量は70~80%、軟便では水分量が80~90%になります。下痢の場合は、水分が多すぎるため形はありませんが、軟便は形があります。しかし、通常の便に比べると、水分が多く、ドロっとした感じで、そのため排便時のキレが悪く、すっきりとしない感覚になります。

 

軟便の対処法は以下の3つです

生活の改善

食べ過ぎ飲み過ぎに注意しましょう。腸管の異常な運動を起こさないために、暴飲暴食をしない、刺激のある食物は避ける、消化の良い物を食べる、など。また、コーヒーなどのカフェインを含むもの、冷たいものやアルコールは避け、なるべく常温のものを摂取するよう心掛けましょう。

おなかを冷やさない

お腹が冷えると、腸の運動が高まります。冷えによる軟便が続く場合は、お腹を温めることが効果的です。

ストレスを溜めない

脳と大腸は密接な関係があります。
脳がストレスを感じることで軟便を引き起こしている可能性があります。

 

た蠕動運動が通常よりも活発になりすぎていると便の水分を十分に吸収する時間もないまま便として排出してしまうのです。これが下痢・軟便体質になる原因でもあります。

 

そんな下痢軟便体質にオススメなのは梅干しです。

「梅は医者いらず」という言葉があるように昔から梅は家庭の万能薬として重宝され、梅干しを食べることで食あたり、赤痢、コレラなどの伝染病防止などに役立ってきました。

昔の人は梅干しを食べて体の不調が良くなることを体感的に知っていたんですね。

そして、実は梅干しには下痢便秘の両方を改善する効果があります。

梅干しに含まれるクエン酸リンゴ酸などの有機酸が腸内を酸性にすることでアルカリ性を好む悪玉菌を殺菌して蠕動運動をちょうどよく保つ効果があるからです。

これは梅の可逆性と言われており「蠕動運動を自然な状態に戻す」というのに正にピッタリなのです。

 

日頃から、腸内の善玉菌と増やすことは、腸内環境を強くし、ゆるいウンチの防止にもなります。

善玉菌のエサとなる食物繊維や発酵食品を摂って、腸内環境を整えるように心がけてください。

 

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