便秘の歴史 | 便秘には、一に養生・二に漢方!

便秘の歴史


 現代では、便秘に関する情報が多く流れていますが、そもそも便秘の概念はいつ生まれたか、ご存知ですか?

紀元前1万年前/旧石器時代

かつて、人類は狩猟生活をしていましたが、次第に狩猟生活をやめ、農耕生活を始めたことにより、一ヶ所に安住して暮らすようになったそうです。

狩猟生活をしていた頃は、獲物を求めて常に動き回っていました。しかし、農耕生活を始めて安定した暮らしを送ることにより、運動量が格段に減っていき、その結果便秘になってしまったそうです。

ちなみに、野生動物は便秘をしませんが、人間に飼育されている動物は便秘になることがあるそうです。

 

便秘薬として使われ始めたもの

紀元前1500年頃のエジプトでは、乾燥して焼いた大麦やビールを便秘薬として使っていました。大麦は現代でも便秘解消に食べられることが多い穀物です。

 

紀元前350年頃のマケドニアでは、アロエを便秘薬として使っていたようです。

アロエは、ヨーグルトに入っているイメージがあるかと思いますが、

実は、薬として用いられるアロエは食用のアロエと品種が異なります。

 

紀元前350年ごろの中国でも独自の便秘薬として、大黄が使われていたそうです。

大黄は飲めば病毒を追い払う力がとても強く頼もしいことから、「将軍」と呼ばれるほど重要な生薬でしたが、西洋ではあまり知られていなかったそうです。その後、便秘に悩む人が増え、東洋・西洋関係なく世界中の人が便秘薬を求めるようになり大黄が知れ渡ったそうです。

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