便秘は生活習慣を整えるだけで改善できる | 便秘には、一に養生・二に漢方!

便秘は生活習慣を整えるだけで改善できる


以下にあげる生活の様子を見て、思い当たるところはありませんか。

■朝はバタバタ

朝はいつも時間ぎりぎり。朝食は食べず、トイレも行かず、家を飛びだす。

■食事の時間が不規則

日中は忙しく、昼食や夕食の時間は仕事次第。日によって変わる

■ストレスが多い

仕事や家庭での人間関係にイライラしている。仕事で大きなプレシャーを感じる。

■体を動かさない

体を動かすのは嫌い。家にいるときは横になってテレビを見、休日は外出はせずに家の中でゴロゴロ。

■毎日の晩酌

夕食はお酒と一緒に済ますことが多い。

 

これらは、すべて便秘の原因となる、お通じをつきにくくしてしまう生活のポイントです。

腸はとても繊細な臓器です。ストレスや不規則な食事に敏感に反応し、正常な働きができなくなります。逆に、これらのことをきちっと整えていけば、腸は正常に動き便秘改善につながるということです。

あるクリニックさんでは、便秘外来に見えた患者様で手術が必要だった方は1割程度で、残り9割の方は、腸内環境を整えるための生活指導や自律神経を整えるためのアドバイスをして、多少の整腸剤(ひどい方は下剤の処方もありますが)の処方で、1か月後には見違えるように明るく元気になっているとのことです。

これは我々医心堂でも同じです。薬が病気を治すのではなく、あなたの養生が病気を治します。薬はあくまで症状改善のサポートと考えています。

 

それでは、上記項目がなぜ便秘の原因になるのか簡単にご説明します。

まず、朝食を摂らないと、その日最初の便通チャンスを逃すことになり、規則正しい排便リズムが作れなくなります。朝は腸が一日の中で一番動く時間帯です。

本来、便が直腸に到達すると腸から脳へ信号が送られ、脳からは「排便せよ!」という指令が送られます。しかし、トイレに行きたいのに我慢をすると、腸からの信号に脳が感知しづらくなり、そのうち“便意”を感じなくなってしまいます。

 

食事のリズムを毎日一定にすることで、同じタイミングで腸を休ませることができ、腸のリズムもきちっと整ってきます。食事と食事の間は、最低でも4時間以上あけ、しっかりと腸を休ませることがポイントです。

 

ストレスは腸をコントロールしている自律神経を乱します。腸の働きは、自律神経の中の「交感神経」と「副交感神経」のバランスで成り立っていますが、ストレスにより交感神経の働きが過剰になり、腸がけいれんしたような状態になります。すると、便をうまく押し出せなくなります。

 

体を動かさないと運動不足となり、筋力の低下につながります。すると、腹筋なども弱まり便を押し出す力が弱くなります。

また、運動不足は血行を悪くするので、腸に回る血流も悪くなり、動きを鈍らせてしまいます。

 

お酒は、少量であればストレス解消になったり、血行を促進する効果があります。

しかし、過剰摂取は胃腸を疲れさせ、正常な働きができなくなります。また胃粘膜を傷つけます。

さらに、ビールなど冷たい飲み物を多量摂取すると、腸が冷え動きが悪くなり、排便困難につながります。

 

あなたの腸は今、悲鳴を上げています。そのサインに気づいてください。

まずは、自身の生活を見つめ直すことから便秘改善は始まります。知らず知らずのうちに腸に負担をかけていませんか。便秘を改善するのは、薬ではなく、あなた自身です。そして、生活習慣を整えるだけで大きく改善するのです。

 

そして、今日から意識して生活することで、1か月後には必ず体が変わっているはずです。

 

 

【参考文献】

山口トキコ著「解明!あなたの処方箋 本気で治したい人の腸の不調」(学研マーケティング)

小林弘幸著「腸が健康になれば面白いほど人生がうまくいく 読む便秘外来」(集英社)

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